「 製品の分類 ペルシャ絨毯 」記事一覧

2021.05.12

ナイン産ジョーシャガンデザインの職人技

ナイン産の絨毯は、ブルー・藍・赤・白(ベージュ)・緑を基調として配色されているので、インテリアに合わせやすく人気の高い産地。ペルシャ絨毯としては多くない色使いなので、デザインの面白みが問われる産地。このジョーシャガンはそんな中でも、とにかく繊細でどこを見てもその職人技が光る。詳細を見れば見るほどに、これを織りなした織り子さんに敬意が湧きます。ボーダーにはドット柄が、中心部には柳のモチーフや唐草、ブドウなどが所狭しと描かれる。この細やかなデザインを表現するには、織りの細かさがあるからこそ。ナイン産のトップグレードの一枚です。サイズ:165×243㎝ ウール&シルク

2020.12.17

大きく深みのあるクム産オールド

オールドとは30年以上経ち草木染めに深みが増し、素材にもしなやかさが出てきたペルシャ絨毯のこと。ペルシャ絨毯は色が褪せるのでなく、深みが出てより美しくなるのです。このクム産のペルシャ絨毯は、織りは少し大きめ。でもデザインが繊細なので織りの大きさを感じさせない繊細さがあります。ペルシャ絨毯といえばやはりこの赤。深紅に重厚さと美しさを兼ねたこの色が、ペルシャ絨毯LOVERにはたまりません。総柄だと家具を置いてもメダリオンが隠れることがないので使いやすいことも人気。軽めの色のフローリングには明るく映え、濃い色のフローリングでは色の深みをより感じられます。ペルシャ絨毯がどのように美しくなるのか、この一枚でよくわかる、コレクターズアイテムな一枚。200×300cmほど。

2020.11.21

クム産上質シルクの楽しみ方

日本人はシルクが大好きです。その柔らかさ、輝き、しなやかさ、古くから着物や織物で触れているせいでしょうか。シルクの物はスペシャルです。ペルシャ絨毯の主流はウールですが、上質のシルクは美しく弊社でもお取扱いがあります。上質のみなので、枚数は少ないです。つまり、上質が少ないのです。

シルクこそ、手に触れてお買上ください。触れると良さがすぐにわかります。質が良く色も好きで、ならばどう楽しむか。

光です。シルクは光で表情が変わります。このクムシルクで言えば…

温かな間接照明で柔らかな茶系の色、強い朝の光でゴールドに輝く色、夜の自然の灯りでベージュ系の色、白い光の下で寒色系の青を見つける…等々 いろんな色が味わえます。向きを変えるとまた色が違うので、ご自分のお気に入りの色を探してみるのも楽しい。以前、お客様がシルクの絨毯を万華鏡に例えていらっしゃいまして、なるほど…と思いました。万華鏡をのぞき込むワクワクを日常で楽しめるのも、シルクの醍醐味ですね。

クム産シルク 102×150㎝

2020.11.10

人気のトライバルラグ・ヤラメ

最近のラグの人気急上昇中なのはトライバルラグ。遊牧民族が作るざっくりとした絨毯の事。トライバルラグの魅力はそのざっくりとした織りと渋さのある色使い。そしてシンプルなデザイン。遊牧民族はデザイン画無しで作るのに、まとめあげるセンスは素晴らしいです。ナチュラルな家具とも合わせやすく、アンティーク家具などの重厚な感じともマッチする。そんなところが人気なのです。日本では人気急上昇中ではありますが、ヨーロッパではトライバルラグの方が主流かもしれません。

画像はヤラメ。ペルシャ絨毯のトライバルラグでは代表格です。サソリ除け、水への敬意、魔除け、豊穣などの意味が込められたモチーフが使われ、色は紺・赤・青系・オフホワイトを基調としているのでどんなインテリアとも合わせやすい。素材は柔らかなウールで、染料も草木染なので手触りがほんわかしています。いわゆるペルシャ絨毯らしいデザインも素敵ですが、このようなトライバルラグは使いやすく合わせやすいので、一枚目のペルシャ絨毯にお勧めです。

2020.07.06

ナイン産60×90㎝

ナイン産の絨毯は安定の人気。青・藍・赤・ベージュ・白・緑を基調とした色使いは、どんなインテリアにも合わせやすく使いやすい、そしてみんなが良いなって思える安心感あるデザインと色が人気の理由です。そんなナイン産の60×90㎝ほどのペルシャ絨毯。玄関敷きとしてもよし、ベッドサイド、アクセントラグ等々、使い方幅広い。今回はパウダールームで。いわゆる洗面所って生活感が出やすいのが残念なところ。そこにナイン産のペルシャ絨毯をさらっと敷くだけで、グレードがぐんと上がります。パウダールームに飽きたら、玄関に持っていったりあちこちに気に入ったところへ敷き替えるのもOKです。

2020.05.13

ペルシャ絨毯の絵「溢れる花」

パッと見ると誰もが絵だと見間違います。こちらはペルシャ絨毯で織られた静物画「溢れる花」です。立体感がありますが、平面です。ウールベースにシルクを使って立体的にしつつ、色で陰影をつけて、そこにある花のように感じさせる。技術が詰まっています。産地はタブリーズ産ペルシャ絨毯。タブリーズはこのような絵画的なデザインを得意とし、花の描き方はどの産地よりも華やかで可憐です。タブリーズらしさいっぱいのこの一枚が、例えば玄関やリビングにあったらステキ。シルクは光が当たることでより一層立体感が出ますので、飾る時は照明に工夫されたらより一層美しくなります。

2020.03.24

シルクのペルシャ絨毯

ペルシャ絨毯というと高級なイメージが最初に浮かぶ方が多いかと思います。そのセレブ感にぴったりなのがシルクのペルシャ絨毯。シルクが上、ウールが下、というグレードの差別はありません。でも、本当にグレードのいいシルクの絨毯と悪いシルクの絨毯の差別はあります。シルクなら何でもいい物ではない、そこが大事。シルクの素材、染料の良し悪し、織りの良さがまず一番大事、そしてデザインの良さ。最初の3つは、触れて裏を見て光にあててあちらからこちらから見てみましょう。手触りがしなやかで、色が柔らか且つ美しい(粗悪な染料はぎらぎらとした美しさです×) 、そして裏の織りが均一で細かい、これは本物を見てみないと良さはわかりません。

画像はクム産シルクのハイクオリティペルシャ絨毯(サイズ100×150㎝)。あまりの細かい柄の美しさに引き込まれ、うっとりとしてしまいます。色は明るいときは華やかな黄色や水色が映え、深い色は深い緑がぐっと引き締め格好よくなります。シルクの醍醐味はこの「光で変わる色」四季で敷く方向を変えても楽しめます。

 

2020.03.17

バラ咲くじゅうたん

ペルシャ絨毯に描かれる花の中で バラはとても人気。ローズウォーターやローズエッセンスの産業も豊富で王宮のお庭にも必ず咲いているバラ。そのバラをふんだんに使ったバラの絨毯。バクチアリ民族という遊牧民の作品です。彼らのデザイン性は高く、ウールのみで作っているのに軽やか、織りもこの絨毯のように精巧に織られていることでしなやかさもあります。(織りがおおざっぱな絨毯はウールでもシルクでもぼってりとしていて重いのです) このバラの絨毯が一枚あるだけでお花畑にいるみたい。お家のリビングがお花畑なんて素敵です。ベースになっている色は濃紺なので甘すぎずな空間になれるのも、この絨毯をデザインした人の技。優しさと落ち着きのバランスが絶妙なのです。

バクチアリ 「バラ」 222×158㎝

2019.09.11

カシュガイ民族の上質ペルシャ絨毯

カシュガイ民族は今ではギャッペで有名な遊牧民族。素朴な絨毯ばかりを作っていると思われがちですが、こちらが王道とも言えます。緻密なデザインに草木染めならではの優しい色の組み合わせ、その色は赤・紺・青・水色・緑・クリーム色等々…インテリアに取り入れたい色ばかりで、今あるインテリアと溶け込むこと間違いなしです。カジュアルなギャッペも良いですが、2枚目はこんな大人使いなカシュガイ民族の一枚良いですね。

アンティーク家具・木の温もりある北欧家具との相性も抜群です。

2019.06.06

やっぱり赤が好き~ビジャー産ペルシャ

ペルシャ絨毯といえば「赤と紺」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。この絨毯はまさにペルシャ絨毯のらしい美しい赤を基調としたビジャー産。ビジャーはしっかりとした織りで作られる絨毯の代名詞ともいわれます。織りがしっかりとするとどうなるのか…重厚さ、品格のある落ち着きのある空間が生まれます。敷き比べるとすぐにわかる重厚さ、重苦しいのではなく、空間がぐっと引き締まる感覚を是非感じていただきたい。そんなお勧めの一枚。