「 ペルシャ絨毯のお話 」記事一覧

2022.05.09 ペルシャ絨毯のお話, 重要なお知らせ

春の展示会を終え、初夏へ…

栃木県・熊本県・東京と続いたペルシャ絨毯・キリム・ギャッベ展。沢山のご来場ありがとうございました。それぞれのお宅へ旅立った美しいペルシャ絨毯やキリムたち。皆様の日々を彩り癒しとなっていましたら、ペルシャ絨毯屋としてとてもHappyです。

初夏はあまり絨毯展を開催しておりません。この時期は是非、お持ちのペルシャ絨毯のメンテナンスをしてみましょう。湿気はペルシャ絨毯の天敵。梅雨の合間のお天気な日に、お使いのペルシャ絨毯の裏に風を通したり、小さいならふんわりと陰干ししたり…もちろん、このタイミングでクリーニングに出されるのも良いでしょう。メンテンナンスのご相談は随時承っております。

まずはご相談くださいね。

2021.01.12 ペルシャ絨毯のお話, 重要なお知らせ

2021年もよろしくお願いいたします

2021年もシャディベアを宜しくお願い致します。

今年も良品にこだわり、ペルシャ絨毯の美しさと幅広い魅力を沢山の方に知っていただけるよう、地道に丁寧にペルシャ絨毯の美しさを語りお届けしていきます。

春は熊本・東京で展示会を予定しております。随時、InstagramやこちらのHPとリンクしております、Facebookにて告知してまいります。

画像・ナイン産3本よりトップグレードのペルシャ絨毯 美しい緑のベース ドザールサイズ

2019.06.06 ペルシャ絨毯のお話

暑くてもペルシャは敷いていてくださいね

いよいよやってきました、日本の夏。ペルシャ絨毯は天然素材、なので夏だって暑苦しくないのです。よく「夏の間しまっていたいのですが」と仰る方がいらっしゃいますが、しまわずに使っているほうが傷みにくいので、是非お使いください。べたっとした足触りはありません。そこが羊毛の良さです。中には 夏場は青などの寒色系、寒くなってきたら赤っぽい暖色系に敷き替える、空間を贅沢に楽しまれているお客様もいらっしゃいます。

また、夏はメンテナンスにも適しています。この時期にクリーニングしてみるのも良いかもしれません。シャディ・ベアではメンテナンスも承ります。お気軽にお問い合わせください。

ブルーなら目にも爽やか

2018.01.16 ペルシャ絨毯のお話

ペルシャ絨毯屋のお手入れ方法☆

ペルシャ絨毯のお手入れ方法教えちゃいます

我が家のリビングには、ナイン産のゴンバデ・デザインという、モスクのドーム形天井を下から見上げたデザインのペルシャ絨毯が敷いてあります。ペルシャ絨毯屋ですので、勿論絨毯だけはとてもハイグレードです。先日遊びに来たお友達に「いつ見てもこの絨毯はキレイだね」と言われ私も気付きました。もう10年以上経つのに、ホントに傷みがない。
自画自賛でなく、何か理由があるはずと自己分析しました。

1、フリンジはなるべく絨毯下に入れ込む。

フリンジを折り入れる

最初の汚くなり傷んで来るのはフリンジ辺りです。掃除機で吸い込んでしまったり引っ掛かったり、ゴミが付きやすいのもこのフサフサのフリンジ。ならば、入れ込む
ここから、絨毯本体が擦れてしまう物もあるのでお勧めです。

2、時々向きを変える。
こちらとあちらの向きを変える、そうすれば生活導線でいつも擦れたり当たる場所が変わるので、傷みが減ります。この絨毯もですが、ウールにシルクが所々に使われているので、方向を変えると雰囲気も変わります。1枚で2度美味しい的発想です。

3、机やソファーの足にクッションをつける
市販のフローリングを傷つけない貼るタイプのものでも構いません。うちは主人がソファーの足に合うような窪みをつけて、1ヶ所に重さの負担がかからないようにしました。
これだけでも、「一部だけ擦れる」が軽減されます。

 

ソファーや机の足元にクッションを入れることで擦れない

4、最後に鉄則水分だけはきちんと取りきる
大抵の染みはクリーニングできれいになります。でも濡れっぱなしはNGせっかくの草木染めが滲み出たりします。

ペルシャ絨毯は汚れにも強く長く代々継いでいけるものです。でもだからといって手荒く扱うものでもありません。
大事に使うことでより長くよりいとおしくなります。
子育て真っ最中の我が家でも、10年以上経ってもキレイを保てます。 その他ご使用になる中でご質問等ございましたら 是非お問合せください。

2017.03.23 セールのお知らせ, ペルシャ絨毯のお話

福岡天神・警固神社内ギャラリーにてペルシャ絨毯展開催いたします

3月29日水曜~4月2日日曜まで、福岡市天神・警固神社内ギャラリー春庭にてペルシャ絨毯・ギャッペ・キリム展を開催いたします。福岡では1年半ぶりの展示会。お待たせいたしました!!

今回もギャッペ10,000円からお買得品も多数、そして有名作家のレアピースまで幅広くご覧にいれます。会場は畳のお部屋なので靴を脱いでゆっくりご覧いただけます。この機会に是非本物のペルシャ絨毯を手に触れ足で感触を味わい、ご自宅にも試し敷きをしてみてくださいませ。

日程・3月29日水曜~4月2日日曜 10時から17時(最終日16時)

会場・警固神社ギャラリー春庭(福岡市中央区天神2-2-20)

有名作家ハギギの作品「蜂の巣」

2017.03.16 セールのお知らせ, ペルシャ絨毯のお話

熊本・島田美術館にてペルシャ絨毯&キリム展開催中です

島田美術館ギャラリーのお庭にて

シャディ・ベア社長の故郷である熊本。熊本での展示会は帰郷の思い。

熊本市西区・島田美術館ギャラリーにてペルシャ絨毯・キリム展を3月16日木曜~20日月曜まで開催しております。ペルシャ絨毯は高級品でセレブのステイタスというより、日常に使っていける芸術品で、日々にほんわり温もりを与える物ってことを伝えていけるような展示会にしたいと思っています。是非この機会に本物に触れ、感じてください。

ご来場お待ちしております!!

2017.02.26 セールのお知らせ, ペルシャ絨毯のお話

春のペルシャ絨毯・キリム・ギャッペ展開催!

イスファハンの年代物

東京の今日は東京マラソン、そして広尾では春のペルシャ絨毯・キリム・ギャッペ展を開催いたします☆ 2月26日日曜~3月1日水曜、10時半~19時まで。ギャラリー広尾http://ghiroo.exblog.jp/ は日比谷線広尾駅徒歩1分、広尾プラザ2階のエレベーターが上がって奥にあるギャラリーです。会場ではゆっくりとサイズ別に絨毯やキリムをご覧いただけます。私も1枚1枚の産地や素材、デザインの事など丁寧にご説明いたします。

クラシカルで高級な物が多いと思われがちなペルシャ絨毯。でも実はカジュアルにも使えますし、人気の北欧家具にもピッタリ。それをこの機会に実感して頂けましたら嬉しいです。

是非お気軽に遊びにいらしてください。

ご自宅が一枚でガラッと変わります。

2017.01.10 ペルシャ絨毯のお話, 重要なお知らせ

2017年もよろしくお願い申し上げます。

昨年も大変にお世話になりました。思い返すと沢山の方々の笑顔が浮かびます。弊社シャディ・ベアは、本当にお客様に助けて頂き支えて頂きながら良いお仕事をさせて頂いております。感謝の気持ち新たに、2017年も美しい本物のペルシャ絨毯を日本各地に届けて参ります。

今年の目標☆

新しい展示会場でペルシャ絨毯を拡げていきたい!!

東京は特に長年お世話になっている広尾一カ所のみで開催していますが、拠点の東京でも、もっと小規模の展示会を回数を増やして開催していきたいとここ数年会場を探しています。より多くの方に気軽にペルシャ絨毯に触れる機会を作っていきたいと思います。

また画像のタブリーズのように、ペルシャ絨毯をお家に敷くことで、家族がその絨毯の周りに集まり憩いの空間となります。シャディ・ベアのシャディはペルシャ語で「幸せ」、ベアは「行く、進む」。ペルシャ絨毯を通して幸を届けて行けるようなお仕事をして参ります。

本年もよろしくお願い申し上げます。

仲睦まじい鳥の夫婦とヒナに餌をあげる優しい親鳥。

タブリーズ産70ラージの絨毯のデザイン。仲睦まじい鳥の夫婦とヒナに餌をあげる優しい親鳥。

 

2016.07.13 ペルシャ絨毯のお話

結婚・出産・新築などのお祝いにペルシャ絨毯&キリムを☆

6月のジューンブライドの翌月によくご依頼のあるご結婚お祝い。財産となり、実用的で、美しいペルシャ絨毯はお祝いにピッタリです。小さい物は30×30㎝位からあり、下駄箱の上やカウンターに置いておくにも素敵☆ 勿論60×90㎝位の玄関敷きも沢山あります。玄関敷きは玄関だけに使うものではなく、例えばお気に入りの家具の前や窓際にアクセントに、ベッドサイドでもお部屋の境目にetc…使い方はいっぱいです。キリムなら壁掛けにもなるので絵画のようにも使えます。 お値段も仕入れによっては1万円から、一番選択肢が多いのは3万円前後です。

楽しいキリム

楽しいキリム

お祝いの品々

小さ目のサイズでも種類は豊富です

お祝いといってもご結婚だけではなく、新築、ご出産、退職のお祝い、そして頑張った自分へのご褒美としてのお祝い等々、いかがでしょうか。

以前「孫の七五三の記念に」と、一枚選んでくださったお客様がいらっしゃいました。

家族の記念になる一枚をペルシャ絨毯やキリムで残していくこと。思い出と共に家族にずっと大事に使っていく…使い捨てではないペルシャ絨毯ならではです。

お祝いに悩んだときは是非ご連絡くださいね。

2016.06.20 その他, ペルシャ絨毯のお話

修復しながら財産として残していけるペルシャ絨毯☆

ペルシャ絨毯は修復しながら代々継いでいける実用的な財産です。

その修復技術の高さはペルシャ絨毯の歴史を物語るもの。その一例を紹介します。この画像は大きな120×300程のサイズ、数十年経つ状態も草木染の色の落ち着き具合も美しい希少なアンティークの絨毯でした。

直径15㎝程の穴が!!!

直径15㎝程の穴が!!!

しかし!! 大きな石の鉢を絨毯の上に乗せて1年、その鉢の下から水が漏れていることに気付かず、その鉢に絨毯が貼りつき鉢を動かした際にポロポロと絨毯の結び目がこぼれ落ちるというショックな事態となりました。

ペルシャ絨毯専門のメンテナンス工場に腕の良い修復職人さん、その職人さんもショックながら時間とお金はかかりますがやりますと、意気込んでくれました。

まず大きな穴の部分は切断。ダメージがない部分まで切るので直径15㎝程の穴に対して数十センチ切断。そして切断部分に絨毯を作り繋げていく。同系の色の糸を用意して縦糸を付け足し、それに対し用意した糸を織り足していく。元のデザインに忠実に、丁寧に丁寧に織っていく。そここそ職人の腕の見せ所!!! ペルシャ絨毯愛の見せ所です。

費やすこと2カ月弱。 出来上がりがこちら!

どこに織り足したかわかりません!

どこに織り足したかわかりません!

どこに何をしたのかわかりません。この中央部分の紺色のモチーフは織り足した部分。前後のデザインとも同じです。持ち主さんもマジックを見ているかのようでした。

こうして大事に大事に使われてきた絨毯は、アクシデントに見舞われ最悪の状況になりましたが、やはり大事に思ってくれる持ち主の愛情のお蔭で捨てられることはなく、見事な職人によって甦ったのです。素晴らしいお話です。 日本では使い捨てが当たり前な敷物。でもこうやって継いでいけて尚且つ実用的なのがペルシャ絨毯なのです。

甦った絨毯の全体図

甦った絨毯の全体図